近年、住宅をとりまく事情には様々なものがあります。
ここではそのうちのいくつかを調査し、まとめてみました。

<無線類地中化について>

無線類地中化の目的

  1. 安全で快適な通行期間の確保      
    電柱や電線類がなくなると、道路の見通しが良くなり、信号機や道路標識が見やすくなるなど、交通 の安全性が向上する。
    また、歩道が広く使えるため、歩行者はもちろんベビーカーや車いすを利用する人にも安全で利用しやすいバリアフリーの歩行空間が形成される。   
  2. 都市景観の向上      
    地上にはりめぐらされた電線類が、道路の下に収められるため、美しい街並みが形成されます。   
  3. 都市災害を防止する      
    台風や地震といった災害時に、電柱が倒れたり、電線類がたれ下がるといった危険がなくなる。
  4. 情報通信ネットワークの信頼性を向上する      
    今後ますます発達していく情報化社会に、情報通信ネットワークは広がる一方です。      
    電線類を地中化することにより地震などの災害が起きた時の被害を軽減することができると思います。

・日本での無線類地中化の現状

  
日本の道路といえば、1.道巾が狭い、2.電柱が多い等街並みが美しいとは言えません。   
日本の都市に比べて、外国諸国(特に欧米都市)の方が街並みは美しいと言えます。   
その要因の一つに、電柱・電線がないことがあげられると思います。   

国土交通省道路局の調べでは、ロンドン・パリで100%、ベルリン・ハンブルグでもほぼ100%、無電柱化を達成しています。
それに比べて日本では、東京23区の場合でわずか5.2%と大きく立ち遅れているのが現状です。   
そこで、日本の市街地の幹線道路の無電柱率化をみてみると、
地方別では全国平均7.1%に対して近畿地方は4.8%と平均無電柱化率を下回り、また大阪府では近畿2府4県の中で見ると4.6%ととても低い数値であることが分かりました。

しかし、当社では大阪府門真市某所で無電柱化の街づくりの設計に携わりました。
写真を見てもらえたらわかると思いますが、電柱が無いというだけで街並みがとても美しく感じます。
こういった街になるよう私たちは無線類地中化等、自然環境に溶け込めるようなまちづくりを日々研究しています。


大阪府門真市某所


<シックハウスについて>


  1. シックハウス症候群
    シックハウス症候群とは、住居内での室内空気汚染に由来する 様々な健康障害の総称をいいます。
    住宅の高気密・高断熱化が進み、新建材と呼ばれる化学物質を含有した建材 を多く用いたことにより、室内空気が化学物質などに汚染され、そこに住む人の健康に悪影響を与えてしまうようになってしまいました。
    シックハウス症候群は原因も症状も多種多様で、ひとつの原因やひとつの症状、 ある一面からの定義だけでは正しく理解することができないことが現状です。

  2. シックハウス症候群の原因

    ■建材から揮発する化学物質    
    壁紙・接着剤・合板・塗料などあらゆる建材が室内空気汚染の原因

    ■家具等から揮発する化学物質   
    じゅうたんやカーテン、家具からも化学物質は揮発する

    ■換気不足   
    住宅の高気密・高断熱化が進みましたが、換気対策が遅れたために、 室内空気汚染の原因となっている。

    ■ダニやカビ  
    ダニやカビによるアレルギーなど、健康に悪影響を与えている。

    ■体質の変化    
    アレルギー体質の人や化学物質に過敏な人が増えてきている。

    ■日常生活用品   
    化粧品・タバコ・スプレー類・防虫剤・暖房器具などから発生する 化学物質も原因とされている。

  3. シックハウス症候群の原因と考えられる化学物質

    ■ホルムアルデヒド
    シックハウス症候群の問題でまず取り上げられるのが、ホルムアルデヒドです。 建築材料の合板や、壁紙、フローリング(床)、家具の接着剤などに使われています。 皮膚や粘膜に対する刺激作用が強くて、呼吸器の障害を起こすほか、中枢神経障害の 原因になり、発ガン性があるともいわれています。

    ■トルエン、キシレン、トリメチルベンゼン、ジエチルベンゼンなどこれらは独特のにおいがあるので芳香族(ほうこうぞく)と呼ばれています。
    塗料用溶剤、樹脂やワックスの溶剤などに多く使われています。
    はきけ、頭痛、めまい などの症状の原因となります。 ベンゼンには発ガン性もあります。

    ■可塑剤(かそざい) プラスチック類、とくに塩化ビニールに大量に使われており、沸点が高いものは粒子状になって空気中に漂っていると考えられます。

  4. 症状  
    有害な化学物質によるシックハウス症候群の典型的な症状としては、刺激症状や 不定愁訴様症状などがありますが、この不定愁訴の原因としては、自立神経の 失調が推定されています。  
    刺激症状や不定愁訴様症状とは?
    @ 目や鼻の粘膜、のどの粘膜がチクチクする。
    A 唇などの粘膜が乾燥する。
    B 皮膚に紅斑(こうはん)、蕁麻疹(じんましん)、湿疹(しっしん)が出る。
    C 疲れやすい。
    D 頭痛がしたり、気道の病気に感染しやすい。
    E 息がつまる感じや、気道がぜいぜい音を出す。
    F いろいろな刺激に過敏に反応する。
    G めまいや吐き気、嘔吐を繰り返す。

 

 
 

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