場 所 : | 大阪府四条畷市 |
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工 期 : | 2012年11月~2013年2月 |
構造規模 : | テナント工事 |
敷地面積 : | |
建築面積 : | |
延床面積 : | 75.35㎡ |
■建築プラン
敷地は大阪府四条畷市、駅前徒歩1分のテナントプロジェクトです。
明るく開放的でカラフルな調剤薬局としっとり落ち着いたカフェが混在しています。
5階建てマンションの1階角地に位置するこのテナントは2用途が混在するのにはもってこいの立地でした。調剤薬局にはメインと裏のそれぞれの入口を設け、その2つをゆるやかな曲面が繋ぎます。その曲面上部に間接照明を仕込むことで体の弱った患者をやさしく導きます。白を基調にした内装は清潔感を強調し、様々な形状とカラフルな家具達が印象に変化をもたらす楽しい空間です。
一方カフェは、モルタルの床、壁からそのままつながるウッドデッキ(ウリン)のテーブル、鉄のペンダントライトなど素材をむき出しにした荒々しい空間です。照明もある程度落としてバーのような落ち着いた雰囲気を醸し出しています。
相反する2つの空間は1枚の引き戸で繋がり、「薬をもらった患者がカフェでくつろぐ」、「薬の待ち時間にトーストとコーヒーを!」ということだけではなく、街中からふらりとカフェに立ち寄る客も多い。
駅前ということもあってかわずか7坪、11席のカフェは常に満員状態です。
撮影/笹倉洋平
「あそこの薬局はカフェでくつろげるからいいね!!」
「薬剤師が経営しているカフェってどこか健康に良さそう!!(実際に糖尿病によいパンを販売している)」といった相乗効果をもたらしています。
今後は、カフェで健康セミナーを開催するなど、オーナーもこの環境を生かしたプロジェクトを画策中とのことです。